楽天グループは11月30日、日本郵便とECにおける商品受け取りの利便性向上と配送の効率化に向けた共同の取り組みを開始すると発表した。
その第1弾として、日本郵便で配送する荷物を対象に「楽天市場」の複数店舗の商品のまとめ配送を指定できる、「おまとめアプリ」の提供を開始する。荷物の受け取り日時や場所を指定できる日本郵便のサービス「e受取アシスト」との連携で、指定した日時、配達方法で複数の荷物をまとめて配送できる。
おまとめアプリは、楽天市場で購入した商品の受け取りに関する機能を集約したというアプリ。まとめ配送の日時設定や、置き配、再配達の依頼などが可能で、予め任意の曜日や時間帯を設定すれば自動でまとめ配送を行う予約機能なども搭載する。Androidアプリとなるが、iOSアプリも提供予定だ。
利用者は、楽天市場の複数店舗で購入した対象となる荷物からまとめ配送を希望する複数の注文を選択、日時指定すれば、複数の注文をまとめて受け取ることができる。なお、設定した日時に荷物を受け取ると、対象となった注文につき期間限定の楽天ポイントを30ポイント獲得できるという。
まとめ配送は、日本郵便で配送する荷物の一部を対象に開始するが、対象の配送業者は順次拡大する予定。将来的には、指定された全ての荷物をまとめて配送できるように取り組むという。
楽天市場以外のECサイト運営事業者にも提供予定で、ECにおける商品受け取りの利便性向上とEC業界全体の配送の効率化を実現する、オープンなプラットフォームの構築を目指す。
両社は、EC物流におけるユーザーの利便性の向上、健全で持続可能な物流環境の実現を目的に、配送や受取方法の多様化に取り組んでいる。今回の取り組みはその一環として実施するものになるという。
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