KDDIと沖縄セルラーは11月29日、2022年3月31日に3G音声通話サービス「CDMA 1X WIN」を終了すると発表した。同年4月以降は、CDMA 1X WIN対応機種とau VoLTEに非対応のケータイ、iPhone 5などのスマートフォンは利用できなくなる。また、UQ mobileの「おしゃべりプランS」などのVoLTE非対応SIMカードのサービスもあわせて終了する。
CDMA 1X WINは2003年11月に提供を開始したサービスだが、近年はより高速な4G LTEや5Gが普及したことや、より高音質で通話できる「VoLTE」の普及で利用者が減少していたという。停波後は周波数を有効活用し、既存サービスの環境整備に充当するとしている。なお、音声通話契約のない「データ高速プラン」「データ無制限プラン」などのデータプランは引き続き提供する。
CDMA 1X WINの利用者に対しては、2022年3月31日まで5Gまたは4G LTE対応機種への無料交換を実施する。ラインアップは京セラの「GRATINA」などのガラケー型スマートフォンのほか、OPPOの「A54 5G」などの5G対応スマートフォンも用意する。
なお、機種変更などをしなかった場合、2022年4月1日付けで解約または一時休止となる。この場合、解約手数料や4月以降の月額利用料は発生しない。CDMA 1X WINユーザーのみ、番号とメールアドレスは無料で同年6月30日まで保管し、新規契約時に引き継ぎ利用できる。
また、UQ mobileのVoLTE非対応SIMカードのサービス利用者についても、2022年3月31日付けで自動解約し、番号とメールアドレスを同年6月30日まで保管する。こちらも新規契約時に引き継いで利用できる。
今回のサービス終了に伴い利用できなくなる機種・廃止されるプランの一覧は公式発表で確認されたい。
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