東日本旅客鉄道(JR東日本)は11月26日、シンガポールのCrown Technology Holdingsが開発したロボバリスタ「Ella」を活用したコーヒースタンドのテストマーケティングを12月8日より実施すると発表した。設置場所はJR東京駅銀の鈴広場と横浜駅改札内店舗で、期間は2022年2月末まで。
Ellaは9月に発表していた通り、「駅ナカ」店舗として展開する。東京駅銀の鈴広場に設置するマシンは完全自動でスタンドアロン型の「Ella X」、横浜駅改札内の「JRE MALL Cafe」に設置するマシンはカフェ内に設置する組み込み型の「Ella Y」で、カフェオペレーションの効率化に関する効果を検証する。
営業時間は東京駅のElla Xが7時~22時(ラストオーダー21時30分)、横浜駅のElla Yが7時~21時(ラストオーダー20時30分)。なお、運用初日の12月8日の営業はそれぞれ11時30分、14時からとなる。
オーダーは、12月8日にリリース予定の専用アプリを使用したモバイルオーダー(クレジットカード決済)または、現地のタッチパネルで直接オーダーするタッチオーダー(Suicaなど交通系電子マネー決済)の2つの方法がある。専用アプリからは、40円〜60円安い特別価格で購入可能だ。
Ellaに搭載するコーヒーマシンはイタリアの家電メーカー「デロンギ」製で、ブラックのみならず、ミルクを使用したメニューも提供する。メニューの一例として、「アメリカーノ」が260円(税込、タッチオーダー時は300円)、「カプチーノ」が330円(税込、タッチオーダー時は380円)など。キャラメルやバニラなどのフレーバーシロップも50円で追加できる。
なお、メニューラインアップと価格はテストマーケティング用で、今回の結果を踏まえ改訂する予定としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス