TwitterはS&P Dow Jones Indicesと提携して、投資先候補として検討している企業に関する幅広い意見を集約した指標を、投資家らに提供する。
米国時間11月18日に提供開始された「S&P 500 Twitter Sentiment Index」は、S&P500株式市場指数を構成する企業に関する世論を測定するもの。S&PはTwitter APIを利用して、弱気と強気の両方のツイートをリアルタイムで分析し、各企業を取り巻くポジティブなセンチメントのレベルをスコア付けする。
ソーシャルメディアに投稿された企業に関する会話や意見は、ますます大きな影響を市場に及ぼすようになっている。2021年に入ってからの「ミーム株」騒動がその1例で、個人投資家がRedditなどのソーシャルメディアプラットフォームで情報を共有したことが、株価の急騰につながった。
「ソーシャルメディアは、情報が投資家に伝達される方法に影響を与えている」と、S&P Dow Jones Indicesのイノベーションおよび戦略を担当するグローバル責任者であるPeter Roffman氏は声明で述べた。
Twitter Sentiment Indexは、ティッカーシンボル($TWTRなど)を含む、企業の$cachetagに言及するツイートを分析し、各企業を取り巻くセンチメントを反映する「Zスコア」を割り当てることにより、S&P 500の企業のセンチメントパフォーマンスを測定する。トレーニングデータベースを使って、ツイート内のそれらの単語がポジティブまたはネガティブである可能性を判定し、フィルターを適用して、結果を歪める可能性のあるスパムツイートを除外する。
このインデックスは、浮動株調整時価総額を考慮して、センチメントスコアが最も高い200社のパフォーマンスを測定する。一方、S&P 500 Twitter Sentiment Select Equal Weight Indexは、最も高いセンチメントスコアを持つS&P 500企業50社のパフォーマンスを追跡するものだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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