Facebookから社名を変更したMetaが開発中とされているスマートウォッチは、前面カメラと、角に丸みのある画面を搭載するという。Bloombergが米国時間10月28日、報じた。同社の「iPhone」用アプリの1つで見つかったデバイスの画像から明らかになったという。
画像のスマートウォッチには、ディスプレイの下に前面カメラがあり、ケーシングの右側にコントロールボタンがある。アプリ開発者のSteve Moser氏がこの画像を見つけたという。Facebookが9月に発売したスマートグラス「Ray-Ban Stories」を制御するためのMetaのアプリの中で見つかったとBloombergは報じている。
ディスプレイは「Apple Watch」のものと形状が似ているが、前面カメラを搭載する点は主要な競合製品との大きな違いになりそうだ。一部の小規模なメーカーは、カメラを搭載するスマートウォッチを製造しているが、Appleやサムスンは現在製造していない。2013年に発売されたサムスンの「GALAXY Gear」には、1.9メガピクセルのカメラが搭載されていた。
広くうわさされているこのスマートウォッチは、写真や動画を撮影するカメラ2基と、心拍モニターなどのヘルス機能を搭載する可能性もあるとみられている。Bloombergによると、2022年にリリースされる可能性がある。
Facebookはこれまで、神経信号を読み取り、手や指の動きを検知したり、ハプティックフィードバックを提供したりすることのできるリストバンド型の技術への取り組みについて公に議論してきた。同社はいずれ、この技術を今後提供する予定の拡張現実(AR)スマートグラスと連携させたい考えだとしていた。
Metaの広報担当者はこの画像に関するコメントを控えた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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