YouTube、年齢要件を満たさないアカウント700万件を1~9月に削除--米議会で証言へ

Joan E. Solsman (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高橋朋子 (ガリレオ)2021年10月26日 10時55分

 YouTubeは米国時間10月26日、年齢に関する要件に満たない子供のものと思われるアカウント700万件を1〜9月に削除したことを、米議会で証言する見込みだ。「自動削除を強化」する中で、うち300万件を第3四半期に削除したという(なお、YouTubeを毎月訪問するアクティブなアカウントは20億件を超える)。

YouTubeのロゴ
提供:Angela Lang/CNET

 この最新の数字は、26日午前に予定されている、オンラインでの児童保護に関する米上院小委員会の公聴会に向けて準備された証言からの抜粋だ。当日は、YouTubeの政府関連業務およびパブリックポリシー担当バイスプレジデントを務めるLeslie Miller氏が出席する。この小委員会では10月に入って、Facebookの元従業員で内部告発者のFrances Haugen氏も同じ問題に関して証言している。同氏はその際、Facebookが「道徳的に破綻」しており、自社製品によって「子どもたちに害を与え、分断を助長し、民主主義を弱体化させている」と非難した。

 そのほかYouTubeは準備された証言の中で、第2四半期に子どもの安全に関する規則違反で削除した動画のうち85%は、視聴回数が10回に達しない早い段階で削除されたとしている。この比率は、同四半期に何らかの規則違反でYouTubeが削除した全動画と比較するとやや高い。YouTubeが削除した全動画のうち、視聴者が10人以下だったのは約75%だ。

 YouTubeは利用規約で、アカウントを作成するには13歳以上(または各国で定められた年齢)である必要があると定めている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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