Amazonが所有する自動運転車のスタートアップZooxが、今後数カ月以内にシアトル市内で自動運転車のプロトタイプのテストを開始する。Zooxは2022年にシアトルに拠点を設ける計画も発表した。同社はすでにラスベガスとサンフランシスコ・ベイエリアに拠点を持っている。
発表によると、この決定の背後にある考えは、Zooxの自動運転システムを新しい環境にさらし続けるというものだ。州ごと、さらにいえば街ごとに運転は違ったものになる。「新しい街でのテストは、当社の車と人工知能(AI)に未知の挑戦を体験する機会をもたらす。つまり、異なる天候やインフラ、法律、運転文化といったものだ。こうした挑戦が当社のハードウェアとソフトウェアに対する試行錯誤を助け、最終的にはZooxの能力を拡大することになる」(同社)
Zooxのプロトタイプはかなりの課題を抱えることになるだろう。同社はシアトルの塵や雨に対応するために、「センサーアーキテクチャー用の特別なハードウェア」を開発したという。
結局、これらのプロトタイプは大規模なデータ収集機器だ。学習したことは将来のZooxの自動運転技術に生かされることになる。
同社は手始めにトヨタのSUV「ハイランダー」をベースにした「少数」のレベル3自動運転車を配備する。これらの自動車から、3Dマップやキャリブレーション機能などを備えたレベル5の自動車のプロトタイプにデータが供給されることになる。レベル5の自動車が実際に配備されたときには、環境に関するデータを十分に備えている予定だという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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