Facebookは米国時間10月17日、今後5年間に欧州連合(EU)圏内で高度なスキルを持つ人材を1万人ほど採用し、メタバースの構築に取り組むことをニュースリリースで明らかにした。
メタバースとは、コンピューターによって生成され、人々が拡張現実(AR)や仮想現実(VR)などのテクノロジーを利用して互いに交流できる空間のことだ。Facebookは、2014年にVRヘッドセットメーカーのOculusを買収して以来、このアイデアについて議論していた。
Facebookのメタバースプロジェクトはまだ開発の初期段階にあるが、同社は10月上旬、1000万ドル(約11億4000万円)規模のクリエイター支援ファンドを立ち上げて、同社のメタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」向けのエンターテインメント空間やゲームの開発など、このプロジェクトに取り組む開発者を呼び込む計画を明らかにしていた。
この日のリリースで、Facebookの国際問題担当バイスプレジデントNick Clegg氏と重要製品担当バイスプレジデントのJavier Olivan氏は、欧州をメタバース構築における中核と位置づけている。両氏はその理由として、欧州が質の高い人材を抱えていることや、デジタル単一市場の導入といった規制関連の問題でリーダーシップを発揮している点を挙げた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」