LinkedInは米国時間10月14日午前、同社サイトの中国版を終了すると発表した。事業環境や法令順守の要件が厳しくなったためだという。LinkedInは、中国版のサービスを7年間運営してきた。
「中国の会員が仕事や経済的機会を見つけるのを支援するという点では成功したが、共有や最新情報の入手という、よりソーシャルな側面では同等の成功を収めていない」と、LinkedInのエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるMohak Shroff氏は発表の中で述べた。
「また、中国における事業環境は一段と厳しくなっており、法令順守の要件も増している。こうした背景を受けて、中国の人々がLinkedInのグローバルソーシャルメディアプラットフォームにアクセスするための手段である、LinkedInの現在の中国版を年内に終了することを決断した」(Shroff氏)
これに代わり、求人と応募に特化したサービス「InJobs」を年内に開始すると同氏は述べた。「ソーシャルフィードや、投稿や記事を共有する機能を含まない」としている。
同氏は今回の事業縮小について、「世界で働くすべての人のために経済的機会を作り出すという、当社の理念に沿っている」と述べた。
LinkedInは2014年、簡体字で提供される中国版サイトを発表した。検閲の問題があったが、同社は当時、自社の決断を「正しいもの」だと擁護していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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