Facebookの新たな内部告発者が、米議会で証言してもいいと語った。かつてFacebookのデータサイエンティストを務めていたSophie Zhang氏は、米国時間10月10日に行われたCNNとのインタビューで、Facebookによるヘイトや誤情報への対策は不十分だと改めて批判し、特に小国や発展途上国で政府が影響を及ぼすキャンペーンにFacebookが利用されていると主張した。
これまでもFacebookについて意見を表明してきたZhang氏は、10日のツイートで、米国の法執行機関に「潜在的犯罪行為に関する詳細な文書」を提供したと述べた。同氏はCNNに対し、文書を提供した具体的な機関名は明らかにしなかった。米CNETはZhang氏にコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
Zhang氏はBuzzFeed Newsが2020年に入手した長文のメモの中で、選挙に影響を与えようとする行為に使われていた偽のアカウントをFacebookが放置したとして批判している。また、世界中の選挙の結果に影響を与えようとする組織的な活動の存在を示す証拠があがっていたにもかかわらず、Facebookの対応は遅々として進まなかったという。Facebookを解雇されたZhang氏は、最終就業日にこのメモを投稿したと報じられている。Zhang氏はCNNに対し、解雇されたのは成果の問題が理由だとFacebookに告げられたと話した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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