仮想通貨取引所大手のCoinbaseは米国時間10月12日、非代替性トークン(non-fungible token、NFT)を取り扱う新たなピアツーピアのマーケットプレイス「Coinbase NFT」を開設すると発表した。
まだ比較的新しい存在のNFTは、音楽、芸術作品、さらにはツイートなどの独立した価値を備えるデジタル資産であり、ブロックチェーンでその真正性が証明される。2021年には、将来性を見込んだ買い手と売り手からさまざまな種類のNFTが注目を集め、中には数千ドルから数百万ドルで取引されるものもあった。9月には、猿のイラストのNFTコレクションがSotheby'sで競売にかけられ、2440万ドル(約27億7000万円)で落札された。
こうしたNFTの盛り上がりを受け、Coinbaseは、「世界の経済的自由を拡大する」という同社のミッションを掲げて、NFTビジネスに参入する。
NFTに乗り出すのはCoinbaseだけではない。ここ数カ月、TwitterやTikTokなどのプラットフォームがNFTを自社のユーザー体験に取り入れる動きを見せており、Fortune、VISA、DCなどの大手企業もNFTの発行や売買を始めている。
NFTへの進出を表明する前の動きとして、Coinbaseは6月、「ドージコイン(Dogecoin)」の取引を開始した。また同月、「Coinbase上の特定の資産で金利を稼ぐ」機会を一部の顧客に提供する「Lend」プログラムを発表し、「USD Coin(USDC)で年率4%以上の利回り」を実現するとうたったが、9月に中止を発表した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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