動画共有アプリのTikTokがNFTの世界に参入する。同社は米国時間9月30日、Lil Nas XさんなどTikTok上のトップアーティストによって制作され、トレンドとなった動画にインスパイアされた、新しいNFTコレクション「TikTok Top Moments」を発表した。
「成長するクリエイターエコノミーにおけるクリエイターの目標達成を支援するという当社の信念に基づくTikTok NFTは、クリエイターに対しては、コンテンツによって認められて報奨を受ける手段を提供し、ファンに対しては、TikTok上の文化的に重要な瞬間を保有する手段を提供する」と、TikTokは発表の中で述べた。
Non-fungible token(非代替性トークン)の頭字語であるNFTは、デジタル資産やアート作品が本物であることを示す、ブロックチェーンで作成された証明書だ。動画クリップ、ツイート、楽曲の一部、ミームなど、あらゆるもののNFTが、オークションで争奪戦を引き起こしており、VisaやNikeなど、企業からの関心も集めている。これに今度はTikTokが参入しようとしている。
月間アクティブユーザーが10億人を超えたことをつい最近発表したTikTokは、NFT販売による収益について、「大部分が直接、それに関与したクリエイターとNFTアーティストの手に渡る」としている。
Lil Nas Xさんに加えて、Rudy Willinghamさん、Bella Poarchさん、Curtis Roachさん、Brittany Broskiさん、FNMekaさん、Jess Marcianteさん、Gary Vaynerchukさんといったアーティストが、最初のTikTok NFTを提供する。初めてのNFTオークションは10月6日に始まり、10月末まで毎週、新たなNFTが追加で出品される計画だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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