SensorTowerは、旅行関連のスマートフォン用アプリについて、欧州におけるダウンロード状況の調査結果を発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響でダウンロード数が落ち込んだ2020年に対し、2021年第2四半期は前年同期比104%増と好調だったという。
欧州の一部ではワクチン接種率が高まる一方、感染率が減少傾向になった影響か、旅行関連アプリのダウンロード数が復活している。2021年上半期のダウンロード数は1億4300万回で、前年同期に比べ14%多かった。
ジャンル別では、パンデミック中に特に大きな打撃を受けた総合的な旅行関連アプリだが、2021年夏にはホテル予約アプリなどがパンデミック前の状態に近づいたそうだ。2021年7月に欧州でダウンロード数が3万回弱ともっとも多かったアプリ「Booking.com」は、パンデミック前の記録を塗り替えて過去最高のダウンロード回数となった。
宿泊アプリも2021年夏に復活してきた。民泊アプリ「Airbnb」の2021年7月におけるダウンロード数は約120万回で、2019年夏の記録を上回った。
旅客機に関するアプリのダウンロード数も、2021年に入ってから急速に増えている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」