Amazon傘下のストリーミングプラットフォームTwitchがハッキングされ、機密データが大量に流出したことが分かった。これらの流出データには、Twitchのソースコード、クリエイターへの報酬に関する情報、さらにはAmazon Game Studiosが開発した未発表のSteam対抗サービスの詳細などが含まれていると報じられている。
匿名のハッカーが米国時間10月6日、これらの情報を含む125GB相当のTorrentファイルを掲示板「4chan」に投稿した。この件についていち早く報じていたVideo Games Chronicleによると、社内の匿名の消息筋が、流出したデータが本物であることを認めたという。また、The Vergeもこの流出が事実であることが確認できたと報じた。
Twitchは、6日に投稿したツイートでこの侵害を認め、流出規模の確認を進めていると説明した。
We can confirm a breach has taken place. Our teams are working with urgency to understand the extent of this. We will update the community as soon as additional information is available. Thank you for bearing with us.
— Twitch (@Twitch) October 6, 2021
Twitchは世界屈指のストリーミングサイトで、ストリーミングの視聴者は常時約250万人に達する。Twitchはビデオゲームのプレイ実況を共有する場としてゲーマーの人気を博し、視聴者も実況映像にコメントしたり、サブスクリプション経由で課金したりする機会を得た。その後、Twitchの利用範囲は広がり、料理のレッスンを共有したり、旅の体験をストリーミングしたり、ただおしゃべりをしたりできる場所になったが、今もゲーム関連コンテンツは大きな呼びものの1つとなっている。2014年には、ゲーム分野を強化したいAmazonにより、9億7000万ドルで買収された。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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