Netflixが、ゲームの開発と販売を手掛ける独立系のNight School Studioを買収した。これはNight School Studioが米国時間9月28日付のブログ記事で明らかにしたものだ。Netflixによる今回の動きは、ビデオゲームを会員向けの標準サービスとして提供しようとする取り組みの一環とみられる。
Netflixは7月、ビデオゲーム分野に進出することを認め、まずはスマートフォンやタブレットなどの携帯端末向けに、広告や追加料金なしで、既存サービスの一部として会員に提供することを明らかにしていた。同社は2007年にストリーミング配信を開始し、2012年に初のオリジナル番組を配信したが、ゲーム分野への進出は、それ以降の新たな種類のエンターテインメントへの取り組みとして、最も大きな意味を持つものと言える。
ゲームとテレビの融合に関して、Night School Studioはこれまでにも実績を持つ企業だ。同社は2016年放映のテレビドラマ「ミスター・ロボット」をベースとしたモバイルゲームを開発しており、その際に展開したバイラルマーケティングキャンペーンは大きな賞賛を受けた。また、アドベンチャーゲーム「OXENFREE」の開発元としても知られている。さらに同社は、Netflixのテレビドラマ「ストレンジャー・シングス」に関連したゲームの開発に取り組むなど、以前からNetflixとの関わりがあった(ただしこのゲームの開発は、別の開発会社にまつわるトラブルが理由でお蔵入りとなった)。
世界のビデオゲーム市場は、2020年には推定で1778億ドル(約19兆8900億円)に達しており、2023年には2000億ドル(約22兆3700億円)を超えると見込まれている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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