日本電気(NEC)は9月28日、マクアケが運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」を活用し、犬や猫とまるでトークしているかのような体験ができるサービス「waneco talk(ワネコ トーク)」の先行予約販売を開始した。実施期間は、9月28日〜12月27日。目標応援購入数は2000セット。
12月には、応援購入した飼い主同士の情報交換が可能な「みんなで支え合うオンラインコミュニティ」をMakuakeのコミュニティラボ上に新設する予定。
waneco talkは、留守番などをしている犬や猫の状況を、コミュニケーションサービス「LINE」を通じて遠隔地からトーク形式で把握できるサービス。
具体的には、三軸加速度センサーと気圧センサーを備えた日本動物高度医療センターの犬猫用活動量計「PLUS CYCLE」を首輪に装着し、収集した犬や猫の活動量を同社の最先端AI技術群「NEC the WISE」により分析。ペットの状態に基づいたメッセージがwaneco talkのLINE公式アカウントから飼い主に届くしくみだ。
さらに、12月には1つのグループトークでwaneco talkが楽しめる機能も予定する。
同社は、人とペットとの暮らしにおけるさまざまなサービスをIDでつなぎ、飼い主をサポートする愛玩動物コミュニケーションプラットフォームサービスwanecoの第1弾サービスとして、社内実証を4月から実施してきた。
同サービスの利用により、離れていてもペットの様子を伺うことができ、ペットのことをより理解し、飼い主とペットの関係性を深めるきっかけにすることが可能だという。
なお、waneco talkで収集したデータは、PLUS CYCLE専用のアプリと連携。活動量が低下した場合はアプリが通知を発信する。食欲・排泄など、日々の体調を記録することで、健康状態を一括管理可能。また、蓄積した活動データを獣医療学的知見から解析することにより、データ駆動型の予防動物医療の確立も目指す。
2022年春には、ペット向けオンライン相談・診療システム「みるペット」との連携も予定しており、waneco talkでいつもと違う状態の気づきを動物病院と共有することで、犬や猫それぞれの個性や状態にあった相談や飼育アドバイスなどの提供を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス