パナソニックは9月21日、チューナー部とモニター部を別体にし、ワイヤレス伝送ができるレイアウトフリーテレビ「4Kビエラ TH-43LF1」を発表した。4K放送の無線伝送を実現する。発売は10月22日。想定税込価格は24万円前後になる。
TH-43LF1は、BS4K、110度CS4Kチューナーを2系統、地上、BS、110度CSデジタルチューナーを3系統と、2テラバイトのHDDを内蔵したチューナー部と43V型の4K液晶テレビから構成し、チューナー部とモニター部は4K無線伝送を実現することで、モニター部の移動を実現する。チューナー部、モニター部それぞれに電源が必要になる。
4K無線伝送は、5GHz帯と2.4GHz帯を自動で切り替えながら接続。「プライベート・ビエラ」の無線伝送技術と「ディーガ」の高画質圧縮技術をかけ合わせることで、実現したとしており、4K放送による無線伝送技術の搭載は業界初としている。パナソニックによるとプライベート・ビエラと同等の伝送性能を持ち、重量鉄構造の住宅で同フロア内に加え、1階から2階への伝送も可能という。
チューナー部のHDDには、4K長時間録画モードを備え、4K放送であれば、DRモードで約130時間、長時間モードで最大1560時間の録画が可能。4K放送とHD放送の同時録画、HD放送2番組の同時録画には対応するが、4K放送2番組同時録画は非対応になる。
モニター部は、動かしやすいサイズとして43V型を採用したとのこと。キャスター付きで動かしやすく、アンテナの位置にとらわれず設置できることが特徴だ。3メートルのコードを内蔵し、設置の自由度を高めたほか、マグネット式コンセントを付属することで、足を引っ掛けてもマグネットでコンセントと本体が外れ、つまずきにくいとしている。
AI技術を活用したシーン認識アルゴリズムで、自動で画質を調整する「オートAI画質」のほか、ビエラ独自の高画質技術「ヘキサクロマドライブ」を搭載し、高画質再生を追求。地上デジタル放送も新4K衛星放送も高コントラスト映像に高画質化する「AI HDRリマスター」に加え、HDR規格は「HDR10」、「HLG」、「ドルビービジョン」の3方式に対応する。
ビエラのアプリを利用して、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTube、Hulu、U-NEXT、ABEMA、TVerといったネット動画の視聴も可能だ。
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