iRobotは、床に落ちているペットのウンチを避けて掃除できる新型ロボット掃除機「Roomba j7+」を発表した。さらに、回避機能が正常に働かなかった場合に備え、購入から1年以内に限りRoomba j7+を新品と交換する補償サービス「Pet Owner Official Promise(P.O.O.P.)」も用意する。
ウンチ回避機能は、Roomba j7+に搭載した制御ソフトウェア「iRobot Genius 3.0」と画像認識機能「PrecisionVision Navigation」の組み合わせで実現したもの。カメラから得た映像を解析し、犬のウンチと思われる物を見つけたら、その部分を通らないように動いて掃除する。iRobotはプレスリリースで「子犬の落とし物を避ける」と説明しており、猫やウサギの排泄物を認識できるかどうかは不明。
この回避機能は、ペットのウンチだけでなく、床に落ちているコードのような物体も避けるという。壁や家具の認識も可能で、こうした物の近くでは速度を落として傷つけないように動く。iRobot GeniusおよびPrecisionVision Navigationは無線アップデートされていく予定で、回避可能な落とし物や障害物が徐々に増えるそうだ。
Roomba j7+の直販価格は、本体のみが649ドル(約7万1000円)、ゴミ回収ユニット「Clean Base Automatic Dirt Disposal」付きが849ドル(約9万3000円)。米国およびカナダでは、9月中旬に販売を始める。欧州各国でも間もなく発売し、その他地域では2022年中に発売する予定。
ウンチ回避機能の紹介ビデオ(出典:iRobot/YouTube)
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