サムスンが2億画素という非常に高い解像度を誇るイメージセンサーを発表した。Appleの「iPhone」に対抗するために、将来の「Android」スマートフォンに搭載されて出荷される可能性が高い。
「ISOCELL HP1」と名付けられたこの新しい高性能センサーは、今日のスマートフォンに搭載されている最高水準のカメラを上回って、画素数の新記録を更新しており、オートフォーカスと暗所撮影性能を向上させる。
サムスンによると、環境に応じて2×2、4×4、またはフルピクセルレイアウトを使用するピクセルビニング技術によって、暗所撮影性能が高められるという。隣接する16個のピクセルを1つにまとめることにより、より大きなピクセルを持つ1250万画素のセンサーとして利用することができる。
このピクセル技術は「iPhone 12」には採用されておらず、複数のAndroidスマートフォンで利用されている。例えば、サムスンは1億800万画素のカメラセンサーを搭載する「Galaxy S21 Ultra」で、写真画質を向上させるためにピクセルビニング技術を利用している。
ピクセルビニングは、イメージセンサーの集光方法を変えることにより、イメージセンサーがさまざまな光条件に柔軟に対応できるようにするものだ。センサー上の複数のピクセルを1ピクセルとして扱うことで光量を増やし、暗所でもより明るく鮮明な写真を撮影できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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