シアトルタコマ国際空港に着陸したAlaska Airlinesの機内で米国時間8月23日、乗客が所持していたサムスンの「Galaxy A21」が発火し、乗務員が緊急脱出スライドで搭乗者を避難させる一幕があった。
乗客のスマートフォンは、ニューオリンズ発の同機が23日夜に着陸した後に「過熱して火花を散らし始めた」と、Alaska Airlinesの広報担当者はAssociated Pressに語った。同空港を運営するシアトル港の広報担当者であるPerry Cooper氏は、このデバイスがGalaxy A21であることが確認されたと述べた。
「よく調べた結果、そのスマートフォンは認識できないほど焼け焦げていたことが確認できた」と、Cooper氏は電子メールで述べた。「しかし、シアトル港の警察官の1人による聞き取り調査で、そのスマートフォンはサムスンのGalaxy A21だという乗客からの申し出があった。繰り返すが、デバイスの残骸を見るだけでは、それを確認することはできなかった」(同氏)
シアトル港は23日夜の一連のツイートで、乗客と乗務員をバスでターミナルまで輸送したと述べた。この火災による重傷者はいなかったという。乗客は128名、乗務員は6名とみられる。
サムスンの広報担当者によると、同社は状況を認識しており、「徹底的な調査を実施」しているという。
2020年4月に発表されたGalaxy A21には、4000mAhのバッテリーが搭載されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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