「Android」搭載スマートフォンの指紋認証は、ロック解除の速くて便利な方法だ。
ただし、うまくいけばの話だ。
手を使う仕事をしている人であれば、指紋の読み取りはやや信頼性に欠け、何度か指を当て直す必要があることに気づいているだろう。数秒余分にかかるだけではあるが、その数秒はロック解除では気になるものだ。
なぜこのようなことが起きるのだろうか。
問題は、指紋というものは手を使う作業ですり減り、変化することだ。指先の摩耗や裂け目、擦り傷や傷跡は、犯罪の証拠隠滅には不十分だが、スキャナーをだますには十分な場合がある。
あなたが屋外で手を使う仕事をしているか工業系の技術者であれば、これは問題だろう。ロッククライミングやフィットネスプログラム「CrossFit」などハードな趣味を持つ人にとってもだ。
では、スマートフォンのロック解除のために手をもう1本増やす以外に、どうすればいいだろうか。
私は、この問題に関する3つの回避策を思いついた。
1. 中指を立てる
文字通り。
つまり、中指の指紋を登録するのだ。確かに、慣れるのに少しかかるが、私(と、この方法を採用した他の人々)は、中指の指紋は他の指より摩耗しにくいことを発見した。
この方法は、背面に指紋認証センサーがあるAndroidスマートフォンで特に便利だ。
2. 指の側面(または親指)を使う
指先ではなく、指の側面、特に親指の側面を登録するといい。指先よりもダメージが少ないのだ。
この方法は側面に指紋認証センサーがあるスマートフォンでうまくいく。
3. 裏ワザを使う
私がうまく機能すると確認したもう1つの方法は、同じ指を(別の指として)一定期間を置いて数回登録することだ。この方法で、スマートフォンは同じ指のランダムな擦り傷や傷跡のある指紋を読み取ることを学習する。
この方法は、スマートフォンのロック解除に使う指を変更したくない人向けだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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