次に、Z Flip3も同じ条件で水没させる。
2機種とも水没させ終わったら、タオルで拭いてから、すべて正常に動作するかどうか、ひととおり確認する。Z Flip3の方は、充電ポートに水が入っているという通知が表示されたので、電源コードを挿して充電機能が正常かどうかを確認するのはやめておいた。結果は、以下のとおりだ。
念のため、本体を完全に乾燥させてから、最終的な評価を決めることにした。48時間後、同じ項目のチェックを繰り返す。
水没による明らかな損傷はなく、2日前に開封したときと同じく新品のように見えた。
サムスンによる公称の防水性能は真水が条件だが、現実の世界でスマートフォンを使うのは浴室だけとは限らない。公称テストは見事合格だったので、今度は2機種ともプールに持ち込んでみた。塩素処理された水だったらどうなるのか、ひとえに興味本位のテストだ。
水中でのクールな映像を少し撮影してから、水深3mのところに潜って、プールの底にZ Fold3とZ Flip3を放置し、様子を見てみる。ただし、今回はどちらも15分にした。
15分経ったら水中から回収し、真水ですすいでから、各機能をまたテストする。結果は以下のようになった。
両機種とも、浸水に関する通知が通知シェードに表示されたので、充電の前に完全に乾燥させるため、24時間待った。
予想どおり、今回もUSB-Cでの充電はできた。fixmyspeakers.comにあるツールを使って、スピーカーからできるだけ水を排出したが、それでもまだかなり残ってしまったようだ。両機種とも最大音量は正常に戻ったものの、Z Fold3の方は、水没テスト前より音質がクリアではなくなった。また、同機種の指紋センサーは、親指の指紋を読み取ろうとすると、まだエラーメッセージが表示される。ただし物理的にボタンは機能するので、画面をオンにしたり、「Bixby」やカメラを起動したりすることはできた。
米CNETのいつもの実験と同じように、今回もGalaxy Zシリーズの防水性能を科学的に調べたわけではないので、同じ水没テストを実行しても、同じ結果が出るとは限らない。だが、Galaxy Z Fold3またはGalaxy Z Flip3を誤って水没させたとしても問題はなさそうなので、心の平穏の足しにはなりそうだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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