Coral Capital、140億円の3号ファンドを組成--初回投資最大額を5億円に拡大

 ベンチャーキャピタル(VC)のCoral Capitalは8月31日、3号ファンドを140億円で組成することを発表した。

 米Founders FundやシンガポールのPavilion Capital、みずほ銀行、三菱地所、新生銀行、第一生命保険、グリー、非公開の国内外機関投資家や財団などから出資があったという。

Coral Capitalのメンバー
Coral Capitalのメンバー

 3号ファンドは大部分が機関投資家からとなり、米国、シンガポール、欧州などの海外投資家比率が3割を超えるという。また、今回の資金調達は開始からファイナルクローズまで約4カ月と、一般的に18カ月程度かかるVCの資金調達としてはスピード組成となったと説明する。

 Coral Capitalは、500 Startups Japan創業メンバーらによって2016年に設立され、これまで38億円でファイナルクローズした1号ファンドと、2019年に設立した60億円の2号ファンドの2つのコアファンドを運用。

 クラウド型の人事労務ソフト「SmartHR」を展開、ユニコーン企業となったSmartHRへの追加投資を目的とする「SPV(Special Purpose Vehicle)」という20億円の専用ファンドと、既存投資先への追加投資専用となる27億円のグロースファンド、合計4本のファンドを組成している。

 2021年6月に約156億円を調達したSmartHRのほか、調剤薬局向けのクラウド電子薬歴サービス「Musubi」を展開するカケハシ、自治体や住民向けに行政手続き支援サービスを展開するグラファーなど、80社以上の国内スタートアップ企業へ投資。

 アメリカン・エキスプレスによるポケットコンシェルジュ買収、メルカリグループによるBasset買収、ツナグ・ソリーションズによるReglus Technologies買収など、計7件のイグジット実績がある。

 誰でも使える投資契約書のひな形「J-KISS」の公開、月間10万人以上が活用する起業家、スタートアップのためのメディア「Coral Insights」の運用など、日本のスタートアップエコシステム発展のための活動にも注力しているという。

 8月に設立した3号ファンドでは、3000万円からの初回投資最大額を5億円に拡大。大型化するシード期の調達ラウンドに備え、シリーズAラウンドから積極的に出資するという。

 コアファンドから単独で最大20億円を追加投資でき、運用期間は最大14年まで延長可能。日本から多くのユニコーン企業を輩出すべく、長期間にわたって支援するとしている。

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