現在「Windows Insider」の参加者向けに試験提供されている「Windows 11」で、スタートメニューが変わったことに気づいた人もいるだろう。その変化の原因は、AppleやGoogleのスマートフォン向けプラットフォームかもしれない。
The RegisterはMicrosoftの「フィードバックHub」に寄せられた意見を基に、Windows 11におけるスタートメニューの再構築を喜んでいないユーザーもいると報じている。これを変更できるサードパーティーの代替スタートメニューの市場さえ存在するようだ。
この20年以上もの間、スタートメニューはWindows体験の中心であり続けてきた。そのため、スタートメニューがMicrosoftのプラットフォームでソフトウェアを起動する際の最初の接点となるユーザーにとっては、些細な変更も影響が大きい。しかしスマートフォンやタッチ入力、音声入力の普及が、デスクトップ体験に求められるものを変えてしまった。
The Registerが伝えているように、Microsoftも最近それを認めており、調査の結果、ユーザーが「より簡潔でシンプルなスタート(メニュー)を求めていて、また多くの人がスマートフォンを所有していることから、例えばタッチ操作で別のページに移動するなど、スマートフォンにおけるデザインのパラダイムを新しいスタートメニューへうまく取り込むことが可能である」ことが分かったと説明している。
「Windows 10」ユーザーを嘆かせそうな変更点としては、Windows 11のスタートメニューのサイズ変更ができないことと、Windows 11にはライブタイルがないことが挙げられる。
Microsoftは2020年からライブタイルなしのスタートメニューを試験していたが、当時はそれがライブタイルの廃止を意味するわけではないと述べていた。しかし実際、Windows 11にライブタイルは採用されないようだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス