「iPad mini」の前回の新型投入は2019年だった。2021年の秋、AppleはiPad miniに大規模なアップグレードを導入し、2020年に刷新した「iPad Air」に近い機能や新しいデザインを採用しそうだ。
今回のアップグレードで、iPad miniは近年最高の小型「iPad」になりそうだが、それに伴って価格が上がることも考えられる。2020年のiPad Airは、599ドル(日本版は6万9080円)からと価格が引き上げられた。
2021年秋と予想されている発表に先立つ報道によると、最も大きい目玉は、iPad Air(および「iPad Pro」)で既に導入されているのと同じ機能だ。つまり、USB-Cポート、キーボードおよびアクセサリー用の「Smart Connector」、画面の大型化、そして側面に移動した「Touch ID」ボタンということになる。さらに、任意で5G対応版にできる可能性も高い。
新型iPad miniは、手頃な子ども向け「iPad」(Appleのエントリーレベルモデルはそのためにあるのだろう)のような価格設定(あるいは対象設定)にはなりそうにない。むしろ、5G対応の「iPhone」がタブレットサイズに大型化する(そして、iPhoneに比べれば手頃な価格になる)という感じになりそうだ。
次期iPad miniの発売時期、価格、主な特長など、米CNETが現時点でお伝えできると判断した内容を以下に記す。
次期iPad miniは、次の数カ月のうちに、Appleの秋のイベントで登場するかもしれない。断定はできないものの、9月にうわさの「iPhone 13」や「Apple Watch 7」と並んで発表されるのではないだろうか。
最近のうわさも、この予想と一致している。BloombergのMark Gurman氏は、ニュースレター「Power On」の中で、iPad miniは2021年秋のリリースに向けて「準備できているはず」だと述べている。また、それより早かったアナリストMing-Chi Kuo氏の推測も同様で、2021年後半という予想だ。Appleの他のタブレット、無印のiPadやiPad Air、iPad Proは、2020年後半と2021年の前半に既にアップデートされている。
iPad miniの予想価格は、公式にも非公式にも報じられていないが、2019年モデルと同程度になる可能性がある。このときは、64GBモデルが399ドル(日本版は5万380円)からだった。256GBモデルになると549ドル(日本版は6万9080円)とはね上がる。
「iPad mini(第6世代)」は、待望のアップグレードをいろいろと導入した上で、価格が上がるとも考えられる。最低価格でも499ドル(約5万5000円)になるという予想もあるが、確かなことは分からない。
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