人気のメッセージングアプリ「Snapchat」を手がけるSnapは、拡張現実(AR)機能「Scan」のアップデートにより、ビジュアル検索の対象範囲を拡大する。Scanは以前からSnapchatに搭載されていた機能で、楽曲を特定したり、数学の問題を解いたりできる。米国時間8月26日に提供が始まったアップデートでは、アプリのメインページにボタンを追加してScan機能を目立たせるとともに、Scanの便利な使いみちが広がった。
たとえば、服にカメラを向けると、Scanがスタイルを認識して似たような服をすすめてくれるので、ユーザーは自分のワードローブに追加できる。Scanは、犬種や植物またはワインの種類も認識できる。SnapがScanを「Googleレンズ」のような強力なビジュアル検索エンジンにしたがっていることは間違いない。同社はARのほか、Amazonなどのパートナーや、Appleの音楽認識アプリ「Shazam」などを活用して、できる限り多くの種類の視覚情報を識別しようと努めている。
とはいえ、Snapchatは何よりもまずビジュアルメッセージングアプリであり、そのためScanはユーザーが撮影している写真の種類を識別して、それに関連するフィルターや曲をおすすめすることもできる。この機能は「Camera Shortcuts」という名称で、26日に「iOS」版Snapchatに追加されており、2021年中に「Android」版もリリースされる予定だ。Camera Shortcutsはさらに、風景のベストショットを捉える適切なカメラモードを設定するのにも役立つという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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