ソーシャルメディアアプリ「Snapchat」で、複数のユーザーがバーチャルで「LEGO」ブロックを組み立てられるようになった。Snapchat開発元のSnapは米国時間5月20日、ライブストリームイベント「Snap Partner Summit 2021」で、LEGO Groupと共同開発した無料の新ツール「Connected Lenses」を発表した。拡張現実(AR)を利用してLEGOのブロックやモデルを現実世界に重ね合わせることができ、近くにいる人だけでなく、遠くにいる人ともアプリを通じて体験を共有できる。これは、ARに力を注いでいるSnapによる多くの新たな取り組みの1つだ。また同社は、ARを利用した買い物体験のためのツールの拡充や、Walt Disney World ResortでARエフェクトを利用できるようにするDisney PhotoPass Serviceとのパートナーシップも発表した。
LEGOとの連携は、Snapchatが取り組みを強化しているコラボレーション型のAR体験の一環となる。マルチプレイヤー対応のARはすでに一部のアプリやゲームで徐々に取り入れられている。Snapは特別にマッピングされた公共の場所で、より大規模な共有型のARを実現しようとしている。LEGOが採用するマルチプレイヤー対応のARは、Snapの新ツールConnected Lensesを利用し、他のコラボレーションARアプリケーションが目指しうる方向性を示すものとなりそうだ。
LEGOはこれまでもARに積極的に取り組んでおり、ブロックセットやミニフィギュアとARを組み合わせて遊べるサービスを独自に展開している。Snapchatを使った体験では、物理的なブロックは不要だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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