Snapはこれまでカメラ内蔵サングラス「Spectacles」を3種類発表してきたが、ようやく真の拡張現実(AR)サングラスとなる新型Spectaclesが登場した。現実世界の上に3Dエフェクトを表示可能で、ワイヤレス仕様、ハンドトラッキング機能がある。現在は、これを利用してARによる創作を試したい開発者やクリエイターのみを対象としている。価格は記載されておらず、利用には申し込みが必要だ。
新型Spectaclesは輝度が最大2000nit、視野角26.3度で、側面に操作のためのタッチパッドがあり、見た目は分厚いサングラスのようだ。Snapによると、「Snap Spatial Engine」とハンドトラッキング、マーカートラッキング、サーフェイストラッキング機能を搭載し、6自由度(6DoF)で位置の変化を検知できる。重量は134g。
ワイヤレス仕様という、もう1つの興味深い特徴も備えている。同じ大きさの他のARグラスではまだ実現できていない機能だ。しかしそのためか、Snapによると1回の充電でバッテリーが約30分間しかもたず、1眼あたりの解像度が480×564ピクセルしかない。また、専用の充電ケースがある(必要とみられる)。
新型Spectaclesは、サングラス内からARカメラ効果「レンズ」を起動したり、ARゲームのプレイに利用したりできる。視野は、Microsoftの「HoloLens」やMagic Leapによる同名のARヘッドセットなどより狭く、はるかに小さい。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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