Facebookの安否確認機能、カブール空港周辺の爆発後に有効化

Queenie Wong (CNET News) 翻訳校正: 編集部2021年08月27日 09時09分

 アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で現地時間8月26日に発生した、少なくとも2件の自爆テロの後、Facebookの「セーフティチェック(災害時安否確認機能)」が発動した。この爆発で、多数の米兵とアフガニスタン国民が死亡している。

Safety Check
提供:Queenie Wong/CNET

 セーフティチェックは、銃乱射事件、テロ攻撃、地震などの危機や災害が発生した際に、Facebookユーザーが友人や家族に自分の無事を伝えられるようにする機能だ。この機能は、Facebookの災害支援ハブで提供されている。カブールで起きた事件・テロのページには、支援を提供または依頼するための手段が用意されているほか、ニュース記事も表示される。Facebookは、世界中の災害報告機関からのアラートを受信している。セーフティチェックは、発生地域にいるユーザーが危機について投稿したときに有効になる。

 米国防総省のJohn Kirby報道官はTwitterで、最初の爆発はカブールの空港のアビーゲート周辺で発生し、その後少なくとも1件の爆発が、同ゲート近くのバロンホテルまたはその付近で発生したと述べた。

 米中央軍を統括する米海兵隊のKenneth "Frank" McKenzie司令官は記者会見で、爆発によって米兵12人が死亡し、15人が負傷したことを明らかにした。同司令官によると、約1000人の米国人がアフガニスタンに残っているという。

 The Wall Street Journalは、匿名の米高官の話として、少なくとも90人のアフガニスタン人がこの攻撃で死亡したと報じているが、推定死亡者数は、新しい情報が入ってくるたびにまちまちな状態にある。Reutersは、米高官がこれをIslamic Stateによる自爆テロだと捉えていると報じている。Islamic Stateはタリバンや米国と対立している。

 Facebookは、アフガニスタンの人々がワンクリックで自分のアカウントを非公開にできるツールもリリースしている。これにより、友達ではないユーザーが、自分のタイムライン上の投稿を閲覧したり、自分のプロフィール画像を共有したりすることを防げる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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