民泊大手Airbnbは米国時間8月24日、世界中の2万人のアフガニスタン難民に、同社プラットフォーム上に掲載されている宿泊施設を一時的に提供すると発表した。宿泊料は、同社が設立した非営利団体Airbnb.orgへの同社と最高経営責任者(CEO)Brian Chesky氏による寄付、およびAirbnb.org Refugee Fundへの寄付によってまかなう。Chesky氏は一連のツイートで協力を呼び掛けた。
Starting today, Airbnb will begin housing 20,000 Afghan refugees globally for free.
— Brian Chesky (@bchesky) August 24, 2021
武装勢力タリバンが8月に入ってアフガニスタンを制圧してから、膨大な数の外国人やアフガニスタン市民が必死に国外に脱出しようとしている。国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めるJake Sullivan氏は23日、米国は14日以降、米国民、アフガニスタン人協力者、迫害や暴力を受ける恐れのあるアフガニスタン人を含む、3万7000人以上を退避させたと発表した。
Chesky氏は24日、難民家族の受け入れに協力するようホストに促すとともに、ビジネスリーダーに支援の強化を訴えた。
Airbnbは、緊急時の宿泊先を提供するプログラム「Open Homes」を2012年に開始した。これは、Airbnbを利用するホストが、困っている人々に無償で宿泊施設を提供するものだ。同社はその後このプログラムを、新型コロナウイルス対策に従事する人々に一時的な宿泊先を提供する別のプログラムと統合して、Airbnb.orgを設立した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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