クレジットカード大手Visaは米国時間8月23日、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)ベースのデジタルキャラクター「CryptoPunk 7610」を購入し、NFTの世界に足を踏み入れたことを明らかにした。CNBCの報道によると、Visaはその支払いに15万ドル(約1650万円)相当のイーサリアムを使用したという。
イーサリアムは2015年に公開された仮想通貨だ。NFTは一意のデジタルトークンで、そのほとんどがイーサリアムのブロックチェーンを利用して取り引きをデジタルで記録している。このトークンに関連付けられるのは、画像や動画、ツイートといったデジタル資産だ。この技術は、イーサリアムのブロックチェーン向けに一意のトークンが作成された2015年に登場したものだが、それが2021年の2月に入って大きな人気を博すようになった。
Visaの仮想通貨責任者を務めるCuy Sheffield氏はブログの投稿で以下のように述べた。「NFTは将来、小売、ソーシャルメディア、エンターテインメント、およびコマースの分野で重要な役割を果たすようになると考えている。当社のクライアントやパートナーの参入を支援するには、グローバルブランドがNFTを購入、保管、活用するためのインフラ要件を直接理解することが欠かせない」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」