家具大手IKEAが提供する最新のサービスは、まずはスウェーデンで家庭が再生可能エネルギーを利用することを容易にするものだ。IKEAが現地時間8月17日に発表したサブスクリプションサービス「Stromma」の契約者は、太陽光や風力の発電所から電力を購入して、自宅で使うことができる。
開始の時点で、同サービスを利用できる地域はスウェーデン国内のみだ。ただし、このサービスを発表したニュースリリースでは、スウェーデンが利用可能になる最初の国であることを示唆し、「2025年までに、Ingka Groupのすべての市場の顧客が、われわれのエネルギーサービスを通じて、より多くの再生可能エネルギーを利用したり発電したりできるようにする大きな目標」があるとしている。Ingka Groupは、世界各国にあるIKEAの店舗の大半を所有している。
スウェーデンの顧客は、アプリで電気の使用状況を確認できる。このアプリはIKEAのソーラーパネルを購入した人も利用できる。ソーラーパネルのオーナーは、自宅で使いきれずに余った電力をIKEAに買い取ってもらえる。Strommaサービスに関しては現在スウェーデンでしか利用できないが、IKEAは11の市場でソーラーパネルを販売しており、このアプリはそのすべての市場で使用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」