Facebookは米国時間8月13日、メッセージサービス「Messenger」の音声通話とビデオ通話に、エンドツーエンド暗号化を適用するオプションを追加すると発表した。
この機能を有効にすると、送信者と受信者以外は、Facebookを含めて誰もその音声通話やビデオ通話を聞くことはできない。Facebookは既に、Messengerのテキストメッセージにエンドツーエンド暗号化を適用するオプションを提供している。
Messengerでは音声通話やビデオ通話の利用が増加しており、1日に1億5000万件を超えるビデオ通話が行われていると、Facebookは発表の中で述べた。
この新機能の提供は、Facebookがプラットフォーム全体を流れるメッセージにさらなるセキュリティ階層を追加する取り組みを続けていることを示している。しかし、その計画に対しては、暗号化によって児童虐待を取り締まるための警察の介入が一層難しくなるのではないかという懸念が、子供の安全を擁護する人々から挙がっている。
Facebookは、暗号化されたメッセージであっても、規則に違反する場合はユーザーが同社に通報できると述べた。また、自動消滅するメッセージがチャット内に残る時間を、5秒~24時間の間でユーザーが選択できるようにした。
同社は、Messengerのグループチャットとグループ通話、さらにInstagramのダイレクトメッセージについても、エンドツーエンド暗号化のテストを数週間のうちに開始する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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