「iPhone X」以降のモデルで採用されてきたディスプレイ上部のFace IDのノッチが小さくなるとの報道がいくつかある。これがデザイン面での小さな変更の1つになるかもしれない。そのほかにも、新しいカラー、そして、もしかすると本体背面のカメラの大型化などの変更があるかもしれないが、それ以外では、新しいデザインを期待しない方がいい。
機能やスペックは、発表が近づくにつれて特定できるようになるはずだが、現時点では、ありとあらゆるうわさが飛び交っている。そして、それには、Appleが現在取り組んでいるもの、過去に取り組んだもの、そして、検討したものが含まれている可能性がある。
例えば、2020年には、リフレッシュレート120Hzのディスプレイを備えたiPhoneが登場するとのうわさがあったが、それは実現しなかった。今後実現するかどうかも不明だが、120Hzのリフレッシュレートが2021年のiPhoneで採用されるとの憶測も流れている。元々、高速リフレッシュレートのディスプレイはiPhone 13(または「iPhone 14」)への搭載を想定したもので、Appleが今も開発に取り組んでいるという可能性もある。筆者の予想では、2021年、120Hzのディスプレイは「iPhone 13 Pro」と「iPhone 13 Pro Max」に搭載されるが、ベースモデルのiPhone 13(と、もし用意されている場合「iPhone 13 mini」)では、採用されないだろう。
iPhoneの本体下部にある「Lightning」ポートが廃止されるのではないか、という憶測もある。その代わりに、スマートフォンの充電やデータの同期に、Appleは新しい「MagSafe」技術を使用するといわれている。Appleが「MacBook」や「iPad Air」「iPad Pro」のラインアップと同じように、Lightningポートを廃止して、「USB-C」ポートを採用する可能性もある。個人的には、Appleがその案を実現するにはまだ早いのではないかと考えている。Appleがすべての製品でUSB-Cに移行してくれたら嬉しいが、「iPad」モデルでLightningコネクターが廃止されるのには、長い時間がかかった。
BloombergのMark Gurman氏が自身のウィークリーニュースレター「Power On」で述べたところによると、Appleは、新しい「A15」プロセッサー、小さくなったノッチ、そして、もしかすると現行の「Apple Watch」のような常時表示ディスプレイも搭載するiPhoneを準備しているという。Gurman氏は、120Hzが採用される可能性があることにも言及している。
希望的観測の産物かもしれないうわさは、ほかにもある。それは、Appleの指紋センサー技術であるTouch IDがiPhone 13で復活するというものだ。ただし、そのTouch IDは、ホームボタンに埋め込まれるのではなく、第4世代iPad Airのように側面ボタンに移されるか、あるいは、この数年間に登場したいくつかの「Android」スマートフォンおよびタブレットのように、ディスプレイの下に埋め込まれるという。
どちらになっても、ユーザーは歓迎するだろう。マスクのせいでFace IDがほとんど役に立たなくなったことを考えると、なおさらだ。Apple Watchの所有者であれば、Face IDが使いやすくなる機能が「iOS 14.5」で追加されたが、依然として理想的な状況ではない。
これらのうわさは、いずれも事実に基づいている可能性もあるし、希望的観測にすぎない可能性もある。現時点で判断するのは困難だ。だが、Appleがカメラのアップグレードとともに、より高速なプロセッサー、より高性能のGPUを搭載し、バッテリー持続時間を改善または維持する可能性は高いとわれわれは考えている。これらはすべて、新型iPhoneが登場するたびにアップグレードされてきたことだからだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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