グリーは8月6日、子会社のREALITYを中心として「メタバース事業」に参入すると発表。今後2、3年で100億円規模の事業投資を行い、グローバルで数億ユーザーを目指すという。
グリーは、REALITYを通じてスマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリのサービスを展開し、63の国と地域において数百万人にアバターを通じた自己表現とコミュニケーション体験を提供。同社では、コロナ禍における世界中で生活のデジタルシフトが進んだことや、5GネットワークやVRデバイスの普及、ブロックチェーンをベースにした経済圏の拡大が加速している状況を鑑み、REALITYが展開してきたライブエンターテインメント事業をメタバース事業と再定義。さらに積極投資を行うという。
メタバース事業の加速に向け、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」は、今後グローバルで数億人のユーザー獲得を目指す。8月6日に、8種類のバーチャル空間の中で自由に歩き回り、アバター同士でコミュニケーションをとることができる「ワールド」機能をアプリ内において期間限定で公開。今後もメタバースを構成する機能の開発を進め、グローバル規模でサービスを拡大するという。
REALITYが作るメタバースでは、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」が提供してきた体験に加え、仮想空間を自身の手で創造・拡張し、オリジナルアイテムの作成や販売を通じて現実世界の収入を得られるクリエイターエコノミーの実現を目指すとしている。
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