ゲーム開発会社Activision Blizzardは米国時間8月3日、子会社でビデオゲーム「World of Warcraft」などの開発を手がけるBlizzard Entertainmentで社長を務めていたAllen Brack氏の辞任を発表した。Activision Blizzardは、性差別とセクハラをめぐりカリフォルニア州当局が先ごろ起こした訴訟に揺れている。同社は声明の中で、Brack氏の辞任理由を「新たな機会を追求するため」としている。
今後は、ゲームスタジオVicarious Visions(現在はBlizzard Entertainment傘下)のトップだったJen Oneal氏と、Microsoftで「Xbox」担当幹部を務めたことのあるMike Ybarra氏が共同でBlizzardを率いていくという。Oneal氏はBlizzardの開発担当エグゼクティブバイスプレジデントとして、Blizzardのゲーム「ディアブロ」や「オーバーウォッチ」を統括してきた。Ybarra氏はBlizzardのプラットフォームおよびテクノロジー担当エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーで、ゲームランチャー「Battle.net」を担当してきた。
カリフォルニア州の公正雇用住宅局(DFEH)は7月、Activision Blizzardが「ハラスメントと差別の温床」になっているとして、同社を提訴した。同社の最高経営責任者(CEO)を務めるBobby Kotick氏は、企業文化を変えることを約束。同社の従業員は7月28日、会社の変革を求めてストライキを起こしていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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