Microsoftは7月下旬に、「Windows 11」のプレビュー版に「Microsoft Teams」を統合し、「Windows Insider Program」の「Dev」チャネルで公開し始めた。さらに米国時間7月29日、「Beta」チャネルでWindows 11のプレビュー版を公開した。
ただし、Betaチャネルで提供されているプレビュー版のWindows 11は、Devチャネルで公開されたものと同じ「Build 22000.100」であるにも関わらず、Teamsの機能は統合されていないことが明らかになった。「Windows 10」のタスクバーには「Skype Meet Now」を起動できるボタンがあったが、Windows 11では、タスクバーのチャットボタンでTeamsのチャット機能が利用できるようになる予定になっている。
MicrosoftのInsiderチームは、以前投稿したブログ記事の更新情報で「Betaチャネルのインサイダーは、Microsoft Teamsのチャット機能を利用できない。私たちは、この機能を今後数週間以内にBetaチャネルでも利用できるようにすることを検討している」と述べている。
Microsoftは、Window 11のより安定したビルドを利用したいDevチャネルのユーザーは、Betaチャネルへの移行を検討すべきだと述べている。
Devチャネルに公開されたBuild 22000.100のその他の変更点には、タスクバーの右下に表示される隠しアイコンのフライアウトメニューがWindows 11のデザインに変更されたことや、通知センターの「集中モード」設定へのクイックアクセスの追加、対応が必要なアプリを知らせるためにタスクバーのアプリアイコンを点滅するようになったことなどが含まれる。最後のアプリアイコンの点滅機能は、ユーザーの注意は引きながらも、あまりユーザーの気を散らさないようなものを目指しているという。
Microsoftは最近、Windows 11のサービシングについての最新情報も明らかにしている。最も重要なのは、Windows 10では春と秋に年2回提供されていた機能更新プログラムが、年1回になることだろう。
また、Windows 11の「Home」「Pro」「Pro for Workstations」「Pro Education」の各エディションではサポート期間が24カ月(Windows 10では18カ月)、EnterpriseエディションとEducationエディションでは36カ月になる。毎月第2週にセキュリティ更新プログラムが提供される点には変更はない。
Microsoftは、Windows 11を2021年後半に正式にリリースすると予告している。Windowsの動向に詳しいウォッチャーは、Windows 11の一般提供開始は2021年10月になると予想している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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