Amazonは米国時間7月29日、2021年度第2四半期決算(6月30日締め)を発表した。売上高は引き続き増加したものの、同社やアナリストの予測を下回った。
純売上高は前年同期の889億ドルから27%増加して、1131億ドルに達した。アナリスト予測の約1150億ドルには届かなかったが、1100億~1160億ドルという、Amazonが4月に示した予測の範囲内には確実に着地した。1株あたり利益は15.12ドルで、前年同期の10.30ドルから46.8%増加し、Yahoo Financeが集計したアナリスト予測の12.22ドルを上回った。
ホリデーシーズン後にあたる第1四半期は、通常は小売業者の売上高は低下すると予測されるが、同社は2021年第1四半期に、記録的な売上高を達成していた。同社は4月、年に1度のプライムデーを例年通りの7月ではなく、第2四半期に開催すると発表した。最終的に6月21~22日という、これまでで最も早い時期に開催した。
Amazonは2020年の第2四半期に、新型コロナウイルスの影響に対応するために数十億ドルの費用を計上すると投資家らに伝えていたにもかかわらず、アナリスト予測を大きく上回る記録的な利益を上げていた。Amazonは、配送遅れにつながった物流チェーンの大きな問題に対処したほか、倉庫従業員の高い離職率にも直面した。倉庫で働く一部の従業員は、Amazonの安全対策に抗議してストライキを決行した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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