スペースマーケット、オンライン紛争解決サービスの提供を開始--チャットを活用

 スペースマーケットは7月29日、損害保険ジャパン、第一東京弁護士会と協力し、チャットシステムを活用したオンライン紛争解決(ODR:Online Dispute Resolution)サービスの提供を開始すると発表した。

チャットでの紛争解決サービスを開始
チャットでの紛争解決サービスを開始

 損保ジャパンは、「スペースシェアリングプラットフォーマー専用保険(専用保険)」をスペースマーケットと共同開発し、2020年よりスペースマーケットに提供を開始している。

 専用保険は、スペースを貸す人(ホスト)とスペースを借りる人(ゲスト)のサービス利用時、または利用後に判明した財物損壊や身体障害による損害などの費用を補償するもの。スペースマーケットは、被害者から保険の支払い対象外となる苦情の申し出があった際の、和解手続き支援やサポートを期待していたという。

 今回、当事者間でより迅速かつ納得感のある解決をサポートするため、ODRサービス用のチャットシステム、および保険を開発。損保ジャパンは、第一東京弁護士会仲裁センターが主宰するODRに対して、システム開発等の協力を行うとともに、ODRサービス費用補償の特約の提供を開始した。

 損保ジャパンは、スペースマーケットのシェアリングサービス利用中に発生したトラブルについて、ホストとゲストの双方が利用を希望した際、第一東京弁護士会仲裁センターによる簡易和解手続を案内する。

 チャットシステムを利用することで、第一東京弁護士会とトラブルの当事者は、非対面で特定の時間に拘束されずに簡易和解手続を行うことが可能となる。さらに、専用保険にはODRサービス費用補償が含まれており、費用負担を気にすることなくODRサービスの利用が可能だ。

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