Appleが、「A」シリーズプロセッサーの供給元である台湾のTSMCに対し、2021年内に発売が見込まれる新型「iPhone」向けの「A15」チップについて、1億個を追加注文したとするサプライチェーン関係者らの話が、中国の技術系ニュースサイトCNBetaで報じられた。この数は、TSMCの5ナノメートルプロセスを使用して製造されたチップセットを搭載する「iPhone 13」シリーズについて、大きな販売規模が想定されていることをうかがわせるものといえる。
CNBetaの報道が正しいとすれば、新型プロセッサーの発注数は、2020年に発売された「iPhone 12」シリーズのそれを大きく上回っている。iPhone 12発売前のチップ発注個数は、約7500万個と報じられていた。なお、9to5Macは先週、新型「iPad mini」にもA15チップが搭載されると伝えていた。
今回報じられた追加注文は、2020年には早い段階で発生していたiPhoneの供給不足の問題を回避するための手段である可能性がある。AppleはiPhone 12発売に際し、発売時期を例年の9月から10月に先延ばししていた。
新しいiPhone 13シリーズは2021年秋に発売される見込みで、新機能としては、バッテリー容量の増加、120MHzのリフレッシュレート、「Apple Watch」に似た常時オンのディスプレイ搭載などがうわさされている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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