メタップスは7月13日、同日開催の取締役会において、同社の持分法適用関連会社であるpringの全株式をGoogleに譲渡すると決定したと発表した。
pringは、メタップス、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、WiLとともに2017年5月に設立。「お金のコミュニケーションアプリ」として、メッセージアプリ感覚での送金や、バーコードを使ったスマートフォン決済を提供する「pring」を2018年3月に開始。企業から社員に送金するといった法人向けサービスも展開する。
今回、Googleによるpring全株式取得の意向を受け、メタップスが保有するpring全株式の譲渡を決定。同社はpringの株式を45.3%保有しており、譲渡額は49.2億円。あわせて、22.7%の株を保有するミロク情報サービス、18.6%を保有する日本瓦斯(ニチガス)も株式譲渡を発表している。
メタップスでは、今回の譲渡について、BtoB事業およびストック型ビジネスに注力するための事業ポートフォリオ見直しの一環としている。なお、日本経済新聞電子版の報道では、pringの買収によりGoogleは日本で金融サービスに参入するとしている。
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