ドコモ、SMBC日興証券・お金のデザインの2社と資産運用サービスの協業検討で合意

 NTTドコモは7月12日、SMBC日興証券、お金のデザインの2社と資産運用サービス拡充に向けた協業の検討について、7月9日に基本合意契約を締結したと発表した。

 ドコモではこれまでも、各社との協業により「ポイント投資」や「THEO+ docomo」、「日興フロッギー+ docomo」などのサービスを提供。各社のビジネス基盤や知見を組み合わせ、「長期・分散・積立」運用を軸とした、資産運用サービスを提供。若年層・投資未経験層向けに資産運用を始めやすい環境の整備と、顧客のライフステージや社会環境の変化にあわせた資産運用サービスの拡充を予定する。

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 若年層・投資未経験層向けの環境整備では、THEO+ docomoや日興フロッギー+ docomoにおける利便性向上として、dポイントやdカードなど、同社の決済サービスを活用した積立投資の提供に向けた検討を実施する。また、「iDeCo」など、税制優遇制度への対応や、対応したサービス提供に向けた検討を行う。

 資産運用サービスの拡充では、顧客の保有金融資産全体を対象とするアセットアロケーションを提案。また、各社が提供するサービスを相互連携し、顧客の保有財産を考慮した、ひとりひとりのニーズに応じたカスタム資産運用サービスを提供する。

 さらに、対面サービスとデジタルサービスの連携として、これまでのデジタルサービスの利便性を備えつつ、きめ細やかな提案を実現するため、SMBC日興証券の対面サービスと連携するほか、THEO+ docomoの投資対象ETF銘柄にESG関連銘柄を採用し、関心が高まる社会課題の解決に参加できる仕組みを提供していくという。

 なお、「ポイント投資」については、提供開始から3年間で100万人以上が利用。THEO+ docomo、日興フロッギー+ docomoについても、それぞれ、約10万人の利用者がいるという。ドコモでは、今回の合意により、顧客それぞれのライフステージや社会環境の変化に合わせた、高品質で付加価値の高い資産運用サービスを幅広く提供することを目指し、「貯蓄から資産形成」のさらなる促進に貢献していくとしている。

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