無人運転技術を手掛けるHaloは米国時間7月8日、T-Mobileの5Gネットワークを活用した電気自動車(EV)の無人配車サービスをラスベガスで開始すると発表した。2021年内に提供を開始するという。
「無人」とはいうものの、HaloのEVは自動運転車ではなく、リモートでドライバーが車を制御するHalo独自の技術を採用している。ユーザーが指定した日時にリモート制御で車を届け、ユーザーが利用を終えるとまたリモート制御でHaloの車庫に戻すという仕組みだ。緊急時には自律的に急ブレーキをかけてくれるセキュリティシステムを搭載している。
しかし、Haloの最終的な目標はリモート制御ではない。ドライバーによる制御の間、人工知能(AI)がそれを学習していくという。
Haloの創設者で最高経営責任者(CEO)のAnand Nandakumar氏はプレスリリースで、「完全自動運転には技術、社会的信用の両面について大きな課題があり、これらはしばらく解消されないだろう」とした上で、以下のように述べた。「しかし、消費者にとって現在使いやすいソリューションからスタートし、時間とともに自動運転を実現するというやり方で、Haloはこれらの課題に対処する計画だ」
Haloは公道で無人車を走らせる最初の企業というわけではない。Alphabet傘下のWaymoは2020年に無人運転車のサービスを開始しており、Uberも過去に公道で自動運転のテストを実施している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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