Volkswagen(VW)傘下の自動車メーカーPorsche(ポルシェ)は、自動車用の部品を納める供給業者に対して、部品製造時に再生可能エネルギーを使うよう求めた。エネルギー源の切り替えができない場合は、将来的に契約を結べなくなる、とした。
Porscheの要求は、地球温暖化につながる二酸化炭素(CO2)の排出量をサプライチェーン全体で削減することが目的。自動車の組み立てに必要な部品を生産する契約サプライヤーに対しても、再生可能エネルギーだけを利用するよう要求している。対象となるサプライヤーは、約1300社あるという。
Porscheは、製造から販売なども含む全事業でのカーボンニュートラル達成を、2030年までに実現させる計画。2021年時点、サプライチェーン全体で排出される温暖化ガスの約20%が、サプライヤーからのものだそうだ。
同社は現在、自動車の電動化を進めている。そのため、2030年にはこの割合が40%前後に高まるとみている。そこで、サプライヤーへの協力を求めた。
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