忘れてしまいがちだが、今やスポーツ用品やPradaのサングラス、「Alexa」搭載スマートスピーカーなどを注文できるようになったオンラインストアのAmazonは、出発時点では小さな独立したオンライン書籍販売店だった。しかし今回、Alexaを利用して子どもの読書を支援する新機能「Reading Sidekick」の提供が開始されたことで、筆者にはAmazonの原点となったこの謙虚な姿が改めて思い起こされた。
Reading Sidekickは6〜9歳の子どもを対象としており、見たところシンプルな形式を採用している。子ども(または大人の学習者)はAlexaを利用し、紙の書籍でも電子書籍でも、続々と追加されているラインアップの中から作品を選んでAlexaと交代で読んでいくことができる。Alexaは子どもの声を積極的に聞き取り、発音や正確さを評価した上で、読む間につまずくかどうかや、その頻度に応じてフィードバックをカスタマイズする。
ただし、Reading Sidekickは「Amazon Echo」に無料で搭載されるわけではなく、プライム会員の場合は月額2.99ドル(日本では480円)の「Amazon Kids+」サービスに含まれる。Amazon Kids+では、子どもが保護者とともに他にも多くのアクティビティーや教育ゲーム、ストーリーにアクセスできる。「Echo Show 5 Kids」デバイスを購入すると、Amazon Kids+のサブスクリプションを1年間、追加料金なしで利用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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