ケイアイスター不動産は6月19日、同社グループのCasa robotics(カーザロボティクス)とともに、従業員の空き時間を使ってできる、社内アルバイト制度「Kakemocchi」(カケモッチ)を開始したと発表した。
ケイアイスター不動産によると、カーザロボティクスの施工エリアは広いうえに、一つの建築現場につき、10回から15回足を運ぶ必要があり、施工管理者の移動負担が課題となっていた。また、建築現場で行われる第三者による検査には、立ち会いが求められる。
今回、広範なエリアに従業員を抱えるケイアイスター不動産に、カーザロボティクスが業務委託する形で、施工管理者の負担を軽減するための社内アルバイト制度カケモッチを開始。これにより、建築現場のあるエリアにいるケイアイスター不動産従業員の、建築現場立ち会いが可能となる。
具体的には、カーザロボティクスが販売する規格型平屋住宅 IKI(イキ)の建築現場で行う各種検査のうち、その現場を担当する施工管理者や工事監理者でなくとも実施可能な業務について、ケイアイスター不動産グループ内のチャットアプリ上で、検査予定日に現場に立ち会える従業員を募る仕組みだ。
業務に必要な情報はあらかじめインプットし、当日は応募した従業員が現場で業務を実施し、事後報告もチャットアプリ上で行う。立ち会いをした従業員には、ケイアイスター不動産が所定の手当てを支給する。
カケモッチの導入により、打合せで当日現場の近くに行く予定がある、出勤途中で現場の近くを通る、書類を受取りに外出するときに現場の近くを通るなど、従業員の空き時間を活用することができ、施工管理者の移動時間を、最大20%程度削減できるとしている。
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