ケイアイスター不動産は6月16日、同社グループ会社のカーザロボティクスが、育児休暇から復職した時差勤務中の従業員を迎え、接客ロボットを導入した「ロボット部」を新設したと発表した。
ケイアイスター不動産は、平屋の需要が高いとされたシニア世代による建て替え、住み替えに加え、昨今の若年層や子育て世代による平屋需要の高まりを受け、2020年8月に、規格型平屋注文住宅「IKI(イキ)」の販売を開始。3店舗少人数制の営業体制で接客を行い、営業活動の効率化が課題となっていたという。
カーザロボティクスでは、非接触型営業の強化を進め、全ての展示場にビデオ接客を導入している。営業人数を増やすのではなく、非接触でのインサイドセールスを行うことにより、少数精鋭な営業体制のまま、本格的な商談の前段階までの説明や案内を、1カ所から全拠点に向けて効率的に行うことが可能だ。
今回新たに、5月に育児休暇から復職した時差勤務中の従業員を迎え、ロボット部を設立。ロボット接客をはじめとしたインサイドセールスの強化を図り、増え続ける反響に効率的に対応しながら、成約数のアップを図る。
ロボット等のテクノロジーの活用により、勤務地や接客場所を制限されることなく、それぞれの従業員が、全ての展示場のロボットの操作と、ビデオによる接客対応が可能となる。結婚や出産、介護などのライフイベントを迎えた従業員も、これまで培った住宅の知識や接客スキルを生かし、営業職を継続することができるとしている。
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