広告ブロック機能付きブラウザー「Brave」の開発を手がけるBrave Softwareは米国時間6月22日、プライバシーを重視した検索エンジン「Brave Search」のベータ版を公開した。検索市場の巨人Googleに対抗できる製品を生み出す第一歩だ。Brave Searchは、2021年中にBraveブラウザーのデフォルトの検索エンジンになる予定だ。
Brave Searchは、GoogleやMicrosoftの「Bing」の検索結果を再利用することが一般的な他の新興検索エンジンとは異なり、独立したウェブインデックスを構築している(ただし、独自の検索結果がまだ不十分な、画像など一部の分野では、当面Bingを利用する予定だという)。
Brave Searchはベータの初期段階では広告を表示せず、その後は広告付きの無料検索と広告なしの有料オプションを提供する計画だ。広告は、Googleが検索結果を収益化する主な手段となっている。
Googleの中核事業を狙っている企業はBraveだけではない。プライバシーを重視した検索エンジンとモバイルブラウザーを提供しているDuckDuckGoは6月に入り、年間売上高が1億ドル(約110億円)を超えたと発表するとともに、デスクトップブラウザーをリリースする計画を明らかにした。
Braveが初めてブラウザーをリリースしたのは5年前の2016年だ。現在では、「Windows」「macOS」「Android」「iOS」「Linux」に対応している。Braveの月間アクティブユーザー数は3200万人に増加している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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