ケイアイスターは3月8日、同社の子会社Casa robotics(カーザロボティクス)が、エクソル、Looopと協業し、電気代が月額定額制の太陽光電力プランン「IKIのいきいきでんき」の販売を開始したと発表した。
今後、規格型平屋注文住宅「IKI」の購入者は、このプランへの加入により、設備やメンテナンスの費用負担なしで、太陽光発電システムとポータブルバッテリーを自宅に搭載できる。電気代は1カ月250kWhまでは月額6480円の定額制で、250kWhを超えた分は、1kWhあたり28円(税込)の追加となる。
IKIのいきいきでんきは、新電力のLooopと顧客が電力契約を結ぶことにより、新築するIKIの屋根に太陽光発電システムを、初期費用0円で設置するサービス。Looopは発電した電力と系統からの電力を顧客に供給し、顧客は毎月定額の電気料金をLooopへ支払う仕組みだ。太陽光発電システムの設置はエクソルが請負う。
契約期間は10年間で、契約終了後は、太陽電池モジュール、パワーコンディショナー、通信機器の設備一式を、顧客に無償で譲渡する。譲渡後は自宅で発電した電力を使い、使いきれずに余った電力は、電力会社に売電できる。
さらに、本プランには1.2kWhのポータブルバッテリーが含まれており、自然災害による大規模停電などの際には、ポータブルバッテリーでの電力に加え、パワーコンディショナーを経由した自立運転での電力供給(発電時のみ)が可能となる。ポータブルバッテリーは、キャンプやバーベキューなど野外のレジャー時の電源としても利用できる。
カーザロボティクスでは、2024年3月期中までに、累計500棟のIKI受注を計画しており、今後販売するすべてのIKIに、太陽光発電システムの搭載を目指すとしている。
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