Boston Dynamicsのロボット「Spot」を初めて見たときは、首から上のない犬が動いているようで不気味に感じたものだ。ただし、さまざまな活用事例を目にするうち、見慣れて可愛いとすら思い始めた。4足歩行が理にかなっていることもあり、STEM教材として使える「Petoi Bittle」のような類似ロボットも登場している。
今回は、Spot風のリモコン操縦ロボット「TiBeast」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
TiBeastは、Spotに似た小型ロボット。自由度(DOF)は12あり、歩かせたり、段差を越えさせたり、さまざまなポーズを取らせたりできる。さらに、最大1.5kgの物を載せられる。
遠隔操作に対応していて、「PS4」「PS5」「Xbox 360」用やPC用の各種コントローラー、ジョイスティックなどによる操縦が可能。キーボードとマウスを使った操縦、AndroidまたはiOSデバイスからの操作にも対応している。
さらに、制御用ソフトウェア「Cradle Studio」からも操作できる。Cradle Studioに表示されたTiBeastが実物の“デジタルツイン”となっていて、Cradle Studio上の動きにしたがって実物がリアルタイムに反応する。Cradle Studioで操作プログラムを組むことも可能。
TiBeast本体にはカメラがあり、写真やビデオを撮影したり、Cradle Studioでリアルタイムに見たりすることに使える。Bluetoothスピーカーも搭載しているので、音楽や効果音を鳴らせる。
上部はLEGOブロックが取り付けられる形状になっていて、アイデア次第でさまざまな用途に活用できそうだ。さらに、ネジなどでディスプレイなどのアクセサリを装着できるようになっている。
Indiegogoでの目標金額は5000ドル(約54万7000円)。記事執筆時点(日本時間6月11日13時30分)で集めた資金は773ドル(約8万5000円)。キャンペーン期間はあと30日ある。
TiBeastの紹介ビデオ(出典:YouTube)
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